先日、わたくしツルベイラは北京市の西にある山西省大同市へ一人旅に行って参りました。

大同は西暦398年からの約100年間、中国(当時は北魏)の都として栄えました。ちなみに当時の大同の名前は平城(奈良の平城京の由来?)。

今日はその旅行記です。
北京の六里橋バスステーションから出発します。
無事にチケットも買えました。

133元(約1639円)。
中国の車窓から(バスですが)。

水の浸食によってできた“ガリ”と呼ばれる地形が見られました。
そして揺られること4時間。

大同バスステーションに到着しました。
まず目につくのはこの城壁です。
ざっくり書くとこんな構成になっています。

街に環状の城壁が造られていて、昔は外敵から街を守っていたものと思われます。

ただし現在の城壁はここ2〜3年の間に復元されたものです。
現在も城壁の工事は進行中。
工事現場を歩いていると・・・

バラバラになった死体が!!



と思ったらマネキンでした。
気を取り直して旧市街を散策。

しかし今度は怪しげなお店のディスプレイが目に飛び込んできました!

ウサギのお面も後ろの女の子も怖すぎます!
そして大同博物館を発見。

右には共産党万歳、左には毛沢東万歳の文字。
マンホール。
旧市街には古い住宅がかなり残っていました。
このような門をくぐって各住戸に入ります。
外で野菜を売っていました。
公衆トイレ。通称ニーハオトイレ。

おそらく周辺のほとんどの住宅にはトイレがありません。
トイレ内部イメージ図。

穴だけ空いてました。
新市街はどんどん開発が進んでいました。
そして今回一番見たかった雲崗石窟(うんこうせっくつ)へ。世界遺産です。

ここには約1500年前に造られた石の仏像が残っています。

その数なんと51000体!

たくさんの穴の中は小さな仏像が彫られていたり、空洞になったりしています。

大きな穴に入ってみると・・・
おぉ・・・なんとも神々しい光が仏像に降り注いでいるではありませんか。
一番大きな仏像です。

堂々と座っておられました。



毎日北京で高い建物に囲まれて毒ガスのような空気を吸っている日常から解放され、癒しのひとときを過ごすことができました。

北京からほど近い大同。オススメです!